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日常のトピ

たまにどヘタ漫画

『足摺り水族館』 panpanya

漫画

 

本書は、漫画家のpanpanyaさんの初単行本です。 表題の「足摺り水族館」を含めて、13本の短編が収められています。panpanyaさんのオリジナリティ溢れる世界観を堪能できる一冊です。

 

本書に収められている作品は全て好きなのですが、その中でも最も好きな作品が「完全商店街」です。母親からおつかいを頼まれた主人公は、「この世に存在するありとあらゆるものが並び手に入る商店街」である完全商店街に足を運びます。この完全商店街の雰囲気がとても素晴らしく、ページをめくるのが惜しいほどです。

 

とくに好きなシーンは、おつかいで頼まれた商品の有無を百貨店の店長に聞くシーンです。「ないのかい。百貨店失格ですぜ」と商品がないことを主人公になじられた店長が、「残念ながらこれは101貨目の品と言わざるをえないようです」と応じる場面が秀逸です。「えーーーっ それアリなの」と言う主人公の顔には、落胆と驚嘆が入り混じった、なんとも言えない表情が浮かんでいたのではないでしょうか(漫画ではその表情は描写されていない)。紙面外の表情や情景を想像するのは楽しいものです。

 

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本作で初めてpanpanyaさんの作品に触れたのですが、魅力溢れる作品群を通過した後は、頭の中が「panpanyaワールド」でいっぱいでした。また、本作を読んだことで、「スカッとゴルフ パンヤ」にどハマりしていたあの頃を思い出しました。若いって素晴らしい(結論)。

 

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