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日常のトピ

たまにどヘタ漫画

『村上春樹いじり』 ドリー

本書は、世界的な人気作家である村上春樹を「読まず嫌い」して敬遠している人のための本です(本書の仮タイトルが「“村上春樹嫌い”のためのブックガイド」だったことからもそれは明らか)。 本書の趣向がどうというよりも、「読み物として単純に面白い」と感じました…

『夢の叶え方を知っていますか?』 森博嗣

何故、あなたの夢は実現しないのか?「自分の庭に小さな鉄道を建設することが小学生の頃から夢だった」―。あなたの夢は「見たい夢」か「見せたい夢」か?もし後者であるなら、願いは永遠に実現しない。小説家として億単位を稼ぎ、あこがれの隠遁生活で日々夢に…

『カルト村で生まれました。』 高田かや

WEB連載時から大反響!!「所有のない社会」を目指すカルト村で生まれ、両親と離され、労働、空腹、体罰が当たり前の暮らしを送っていた少女時代を描く「実録コミックエッセイ」(「BOOK」データベースより) 本書は、あるカルト村で生まれ育った筆者が、カルト村…

『城塞』 司馬遼太郎

大阪冬の陣、夏の陣をテーマにした作品です。徳川家康などの「大人物」だけではなく、小幡官兵衛などの「小人物」にも積極的にスポットライトを当てて、豊臣家の滅亡を立体的に描いています。 本書には様々な人物が登場しますが、その中でもとくに強い存在感を放…

『異端の人間学』 五木寛之 佐藤優

野蛮で残酷、時に繊細で芸術に過剰なまでの情熱を傾けるロシア人。日本と近く、欧米に憧れて近代化してきたという似通った過去も持つ。だが私達は、隣国の本性を知っていると言えるのか。欧米中心のヘゲモニーが崩れつつある今、世界はロシアが鍵の一つを再…

『ぼくの宝物絵本』 穂村弘

歌人の穂村弘さんによる「絵本紹介エッセイ」です。穂村さんが魅了された様々な絵本について、ユーモラスな視点を交えながら丁寧に解説しています。穂村さんの「絵本愛」がふんだんに詰まった一冊です。 本書で紹介されている絵本の中で最も印象に残ったのが、太…

『人斬り半次郎』 池波正太郎

「今に見ちょれ」。薩摩藩中でも「唐芋侍」と蔑まれる貧乏郷士の家に生れた中村半次郎は、だがその逆境に腐ることなく、いつの日かを期していた。秀抜な美男子で気がやさしい。示現流の剣は豪傑肌に強い。恵まれた資質のままに精力的に日を送っていた二十五…

『大河の一滴』 五木寛之

いま『歎異抄』の心を現代に問う平成人必読の書!人生は苦しみと絶望の連続だ。地獄は今ここにある。その覚悟が定まったとき、真の希望と生きる勇気が訪れてくる。ブッダも親鸞も究極のマイナス思考から出発した。五木寛之がはじめて赤裸々に吐露する衝撃の人…

『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』 米原万里

1960年、小学校4年生のマリは、プラハのソビエト学校にいた。男の見極め方やセックスのことを教えてくれるのは、ギリシャ人のリッツァ。ルーマニア人のアーニャは、どうしようもない嘘つきのまま皆に愛されていて、クラス1の優等生はユーゴスラビア人のヤス…

『お金の思い出』 石坂啓

熱血青春奮戦記。ビンボーの始まりは父親の事業の倒産だった―苦悩知らずのお嬢様のキャンパス・ライフはアルバイト暮らしへと一大転換。ウェイトレスに訪問販売、塾講師…艱難辛苦を乗り越えて、手塚プロのアシスタントからマンガ家デビューを果たして活躍す…

『十七歳だった!』 原田宗典

家出、バイク、エッチ、恋…。初体験が巻き起こす、恥ずかしくもおもしろい勘違いの数々。高校時代の期待と憂鬱をいきいきと描いた大爆笑エッセイ集。(「BOOK」データベースより) 作家の原田宗典さんによる「高校青春期」です。高校生という「身も心も収まりがつか…

『疲れすぎて眠れぬ夜のために』 内田樹

疲れるのは健全である徴。病気になるのは生きている証。サクセスモデルへの幻想を棄てて、「1ランク下の自分」を目指しませんか?ささやかなことで「幸せ」になれるのは一つの能力です。まずは身体の内側から発信される信号を聴き取ること。真の利己主義を目…

『男嫌い』 石坂啓

ある時はすし屋の独善オヤジに疑問を持ち、買い物するたび消費税に憤る。無難なオトコじゃ物足りない。―政治だって恋だって風俗だって、問題があればおろそかになんてできない。だから、正しいことは正しい、おかしいことはおかしい、とはっきり言う。怒りん…

『私訳 歎異抄』 五木寛之

鎌倉幕府から弾圧を受けながら、真の仏の道を求めた浄土真宗の開祖・親鸞。その教えを弟子の唯円が「正しく伝えたい」と願って書き残し、時代を超えて読み継がれたのが『歎異抄』である。本書は、親鸞の生涯に作家として正面から向き合い、三部作の大長編に…

『はたらきたい。』 ほぼ日刊イトイ新聞

ほぼ日刊イトイ新聞による「おしつけがましくない就職論」です。「働くこと」に対して様々な角度からスポットライトを当てることで、「新しい働きかた」を探っていきます。巷間に存在する「金太郎飴的な働き論」とは一線を画した内容になっているので、働くことに不…

『絶望名人カフカの人生論』 カフカ

「いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」これは20世紀最大の文豪、カフカの言葉。日記やノート、手紙にはこんな自虐や愚痴が満載。彼のネガティブな、本音の言葉を集めたのがこの本です。悲惨な言葉ばかりですが、思わず笑ってしまったり、…

『自力と他力』 五木寛之

俗にいう「他力本願」、人まかせの考え方とは正反対の思想が真の「他力」である。人に頼ることはできない、そして、自分の限界もはっきり見えた、そんな絶望のどん底を自覚した時に、人は「他力」の感覚に出会うのだ。二つは相反するものではなく、他力とは…

『ガセネッタ&シモネッタ』 米原万里

本書は、ロシア語通訳者であり作家の米原万里さんによるエッセイ集です。タイトルには「シモネッタ」とありますが、「いわゆる下ネタ」はほとんど収録されていません。そのため、「どぎつい下ネタを読みたい」という方にはお勧めしかねます。この本は、「ガセネタや…

『寂しさの力』 中森明夫

人間のもっとも強い力は「さみしさ」だ。スティーブ・ジョブズ、ウォルト・ディズニー、坂本龍馬、山口百恵や酒井法子…世界を変える偉人やスターは、みんな猛烈なさみしさの持ち主だった。彼らは精神的「飢え」をいかにして生きる力に変えていったのか。自身…

『智慧の実のことば』 監修:糸井重里

本書は、「ほぼ日刊イトイ新聞」のコンテンツの中から、「智慧の実となり得る言葉」を採集してまとめたものです。イチローやタモリなどの有名人の言葉はもちろんのこと、ほぼ日の読者から寄せられた言葉も多数収録されています。1ページにつき1つの言葉が掲載さ…

『100年前の三面記事』 TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」選

放送30年を迎える国民的ラジオ番組「大沢悠里のゆうゆうワイド」(TBSラジオ)の人気コーナーが待望の文庫化!殺伐とする現代とは非なり、明治・大正時代の“事件”は、かくも牧歌的だった…。時効(?)だから笑える。泣ける。嘘のようで本当にあった100年前のニュー…

『とるこ日記』 定金伸治 乙一 松原真琴

自称「半ひきこもり」の若手作家3人が事前準備も計画性も確たる目的もなく、未知の大地・トルコへ旅だった!誤りマシーン(定金)&ミスター湿ったシャツ(乙一)&ジャージっ子(松原)は、イスタンブール、パムッカレ、カッパドキア、エフェス…etc.で何を見た!?WEB…

『二十世紀』 橋本治

20世紀は戦争と革命の時代だったとも言える。しかし、一年ごとに見ていけば、意外にも大事件の起こった年は少ない。そんなふうに私たちは毎日を普通に生きているのだ。しかし、普通が激動に結びつくことは理解されにくい。一体、この百年で、何が変化し、何…

『恋愛障害』  トイアンナ

普通の幸せって、難しい。「自分には、一生いい恋愛なんてできないかもしれない」と考えるあなたへ贈る22のエクササイズ。(「BOOK」データベースより) 本書は、「恋愛障害」に悩んでいる全ての女性に向けた指南書です。散々な恋愛をした後に、「今回は男運が悪か…

『持たない幸福論』 pha

いわゆる「真っ当」な生き方から逃げて楽になった。もっと自由に、伸び伸びと。京大卒・日本一有名な“ニート”が提唱するこれからの生き方。史上最強の脱力系幸福論。(「BOOK」データベースより) phaさん自身や周囲の人達の具体例を挙げながら、「世の中の多数派…

『蠕動で渉れ、汚泥の川を』  西村賢太

白衣を着てコック帽をかぶった北町貫多は、はじめての飲食店でのアルバイトにひそかな期待を抱いていた。日払いから月払いへ、そしてまっとうな生活へと己を変えて、ついでに恋人も…。労働、肉欲、そして文学への思い。善だの悪だのを超越した貫多17歳の“生…

『男尊女卑という病 』 片田珠美

人前で妻をバカにする夫、「男の責任者を出せ」と騒ぐ男性客、女性上司に反発を覚える男性社員、女性の結婚・育児・家事にまつわる社会の無言の束縛や圧力…。男女平等社会は当然と思われるようになった今もあちこちで目にする男性優位の“上から目線”。なぜ今…

『オカルト「超」入門』 原田実

オカルトとは単純に「信じる・信じない」の不思議な現象ではなく、その時代の社会背景をも取り込んだ「時代の産物」なのだ。オカルト史を形作った“オカルト重大事件”について、その成り立ちと背景を歴史研究家の視点から解説。(「BOOK」データベースより) 本書…

『わたしが正義について語るなら』 やなせたかし

正義とはなにか。絶対的な正義なんてないし、正義はある日逆転する。正義のためには悪人がいなくちゃいけないし、悪人の中にも正義がある。正義を生きるのは大変だけれども、その中で僕たちが目指すべき正義とは―。私たちの絶対的なヒーロー「アンパンマン」…

福沢諭吉の『学問のすゝめ』 橋本治

超有名なのに、みんな実は内容をよく知らない、『学問のすゝめ』の魅力とは―自由とは?平等とは?明治政府って何やるの?天皇ってどんな人?藩と国はどう違う…?まだ庶民が江戸脳だった明治五年に出版され、当時二〇万部の大ベストセラーとなった『学問のすゝめ』…

『童貞の世界史』  松原左京 山田昌弘

非モテでも・異性に興味無くても・子孫を残さなかったとしても歴史に名前を残す事は可能だ。童貞だけでなく処女も含め肉体経験を得ないまま死去した歴史上の有名人82人を取り上げる(「BOOK」データベースより)。 本書は、「童貞のまま生涯を終えた偉人達」を羅列…

『しないことリスト』 pha

仕事と家庭を両立して、家も買って、運動もして、流行も追って…それができる人はそうしたらいい。でも、そういうのが「うまくできる人間」ばかりじゃない。本当はしなくてもいいことを手放して、「自分の人生」を取り戻そう。(「BOOK」データベースより) ブロ…

2015年に出版された本の中でとくにおもしろかった本10冊

今年ももう終わりですね。寒さと貧乏揺すりで震えが止まらない今日この頃です。さて、今回は、2015年に出版された本の中で、とくにおもしろいと感じた本を10冊挙げてみようと思います。今年は、3Dエロアニメにハマったこともあって、本を読む時間があまりあ…

好きな東野圭吾さんの小説 ベスト30

だんだんと寒くなってきましたね。皆様いかがお過ごしでしょうか。さて、今年は東野圭吾さんのデビュー30周年にあたる年なので、「好きな東野圭吾さんの小説 ベスト30」と題して、おすすめの東野圭吾さんの小説をランキング形式で書いてみようと思います。東野…

『ルポ 中年童貞』 中村淳彦

性交渉未経験の男性がこの20年間、増え続けている。いまや30歳以上未婚男性の4人に1人が童貞だ。オタクが集うシェアハウスで理想の女の子の絵を描き続ける32歳、容姿への自信のなさから同性愛を選択した36歳、AV男優に採用されたが女優に嫌がられセックスで…

『文系の壁』 養老孟司

「理系は言葉ではなく、論理で通じ合う」「他者の認識を実体験する技術で、人間の認知は進化する」「細胞や脳のしくみから政治経済を考える」「STAP細胞研究は生物学ではない」…。解剖学者 養老孟司が、言葉、現実、社会、科学研究において、多くの文系の意…

『孤独の価値』 森博嗣

内容 人は、なぜ孤独を怖れるのか。多くは孤独が寂しいからだと言う。だが、寂しさはどんな嫌なことを貴方にもたらすだろう。それはマスコミがつくったステレオ タイプの虚構の寂しさを、悪だと思わされているだけではないのか。 現代人は〈絆〉を売り物にす…

アマゾンのレビューについて

先日、樋口毅宏さんの「タモリ論」を読みました。私は面白いと感じましたが、読了後にアマゾンのレビューを見てみたら、星一つのレビューがズラリと並んでいて、とても驚きました。 星一つのレビューの多くは、「タイトル詐欺だ!」というものでした。確かに、本…

『気分上々』 森絵都

作家の森絵都による短編集です。9つの短編が時系列順に収められています。本書には、自称・発明家の夫と結婚した女性の話や、「自分革命」を成し遂げるために、親友に対して一年間の絶交を申し入れる女子高生の話、39歳で運命的で鮮烈な恋に遭遇する女性の話…

小説世界における女性の一人称の違い

小説を読んでいると、女性の一人称が気になります。小説世界における女性の一人称は、大きく二つに分けられます。「わたし」と「あたし」です。せっかくなので、私がイメージするそれぞれのタイプを描いてみようと思います。 一人称が「わたし」のタイプ 一…