日常のトピ

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『しないことリスト』 pha

 

仕事と家庭を両立して、家も買って、運動もして、流行も追って…それができる人はそうしたらいい。でも、そういうのが「うまくできる人間」ばかりじゃない。本当はしなくてもいいことを手放して、「自分の人生」を取り戻そう。(「BOOK」データベースより)

 

ブロガーのphaさんによる、しないこと(やらないこと)リストです。「あれもこれもやらなければならない」と生き急いでいる人に対して、「それらは本当にやらなければならないこと?やるにしても、他のやり方があるのでは?」という提案をしてくれる一冊です。言うなれば、ダウンシフター(生活水準を低下させてでも、自分の満足できるライフスタイルを選ぶ人のこと)側からの人生提案です。

 

よくある考え方の1つに、「やりたくないことをやっているときはマイナスで、やりたいことをやっているときはプラスである」というものがあります。この考え方は、半分合っていて、半分間違えていると思います。正しくは、「やりたくないことをやっているときはマイナスで、やりたくないことをやっていないときはプラスである」でしょう。「やりたいことをやっているとき」というのは、プラスやマイナスといった概念の埒外にあるものであり、まさに「別格」です。

 

まぁ、プラスだマイナスだといったところで、「減じていく過程」である人生そのものの根本的な流れを変えることはできないんですけどね。それが人生の悲しさであり、楽しさでもあります。

 

本書を読んで、私なりのしないことリストを考えてみました。パッと思い浮かんだものは、以下の3つです。

 

お酒を飲まない

 

20歳を過ぎてから、色々な種類のお酒を飲んでみましたが、どうにもおいしさが感じられないため、今ではお酒を全く飲んでいません。20歳になったときに、周りの人達から、「今はお酒をおいしく感じられなくても、20代中盤になれば、自然とお酒をおいしく感じるようになる」といわれましたが、20代後半になった現在でも、お酒をおいしいと感じたことは一度もありません。

 

そもそも、私はお酒を飲む必要がないのだと思います。お酒を飲むということは、酔いたいということであり、酔いたいということは、意識を混濁させたいということです。なぜ意識を混濁させたいのかというと、正常な意識下では充足することができないからです。しらふの状態で充足することができていれば、お酒を飲みたいという欲求に駆られることもありません。なので、お酒を飲みたいと思わない人は、それなりに現状に満足している人なのだと思います。

 

たばこを吸わない

 

私は20代前半の頃に、2年ほどたばこを吸っていました。たばこを吸い始めた理由は、多くの喫煙者と同様に、「なんとなく」です。たばこをやめた理由は、「たばこよりも優先すべきことを見つけたから」です。

 

ある日、たばこを吸いながら、司馬遼太郎の『坂の上の雲』を読んでいて、その文庫本の読了と同時に、たばこがなくなったことがあります。坂の上の雲の文庫本は全8巻であり、まだ1巻目を読み終えたところです。そのときは大学生だったこともあり、手持ちのお金がほとんどありませんでした。「たばこと文庫本のどちらを買うべきか」と思案した結果、「文庫本を読みたい」という欲求が勝ったので、文庫本を買いにいきました。その日以来、5年ほど、たばこを1本も吸っていません。

 

ニコニコ動画を観ない

 

正確に言うと、「ニコニコ動画を長時間観ない」です。これは、興味がないから観ないのではなく、興味があり過ぎて危険なので観ないということです。私が初めてニコ動を観たのは、2008年頃であり、そのときは、「おもしろいサイトがあるんだなぁ」という程度でした。

 

ニコ動を本格的に観始めたのは、2010年頃です。その頃は大学生だったので、平日は6時間ぐらい、土日祝日は14時間ぐらいニコ動を観てました(9割方ゲーム実況です)。さすがに現在では、そのような無茶な視聴はしていませんが、「気がついたら3時間ぐらい過ぎていた」ということはザラにあります。いやはや、ニコ動は魔境です。

 

さいごに

 

phaさんの本は、共著も含めて全て読んでいますが、本書が1番おもしろかったです。phaさんの本を読んでいると、心が穏やかになります。今後も、ゆるやかなペースで本を出し続けてほしいです。

 

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