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日常のトピ

たまにどヘタ漫画

『ペルソナ5』のレビュー

ゲーム

 

物語は、主人公が警察に捕まってボコボコにされる場面から始まります。その場面から過去に遡る形で、物語が進行していきます。FF10みたいな感じですね。取調官に「調書に署名しろ」と言われて名前の入力画面に切り替わったので、名前は「オレガ ヤッタ」にしました。名は体を表します。誠意を示すためには、それに見合った名前に改名するのが手っ取り早いです。

 

本作の主人公は、「男に言い寄られている女を庇ったら、男が怪我をして、訴えられた」という過去を持っています。その過去が原因で学校を退学になり、裁判所の指導を受けて転校および転居することになりました。「スネに傷を持つ人間がどのようにして活路を開いていくのか」というのが本作の根幹になっています。

 

主人公とその仲間達は「心の怪盗団」を名乗り、ターゲットとなる人物の心に侵入して「オタカラ」を盗むことによって「改心」させていきます。「公の手段」では手に負えない事象を「私の手段」で解決に導いていくという形です。言わずもがなですが、心の怪盗団が行っていることは「私刑」以外の何物でもありません。

 

心の怪盗団の面々は、「私刑を行使することの是非」よりも「その私刑に正義はあるのか」を重要視して行動を決めていきます。まぁ、私刑を行使することの是非についていちいち議論していたら物語が進行しないので、致し方ありません。

 

当然のことですが、「正義の形」は人によって大きく異なります。心の怪盗団の正義と大衆の正義が合致している場合は何の問題もありません。その場合は、「義賊」として大衆から熱狂的な支持を受けることになります。しかしながら、心の怪盗団の正義と大衆の正義が合致していない場合は、「単なる賊」として大衆から徹底的に批難されることになります。「各々が掲げる正義」をどのようにして貫いていくかというのが本作の最大の見所です。

 

とここまで、堅苦しいことをつらつらと書いてきましたが、本作をプレイしている最中は、そんなことはあまり気になりませんでした。ストーリー自体はもちろんのこと、コープ(前作で言うところの「コミュ」)に夢中になり、処刑(ペルソナ合体)に夢中になり、浮気(前作の主人公に倣って)にも夢中になりました。クリアしたときのプレイ時間は70時間を超えており、十分すぎるほどの満足感を得ることができました。

 

前作が予想外(失礼)のヒットをしたことで、本作への期待感は異常なほど膨れ上がっていました。その期待感を軽々と超えて、「ペルソナシリーズの新たな地平線」を示してくれた開発者一同には、感謝の言葉しかありません。ペルソナ5の制作に携わった全ての人達にこそ、心の怪盗団という名称はふさわしいのではないでしょうか(様式美)。

 

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