日常のトピ

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『100年前の三面記事』 TBSラジオ「大沢悠里のゆうゆうワイド」選

 

放送30年を迎える国民的ラジオ番組「大沢悠里のゆうゆうワイド」(TBSラジオ)の人気コーナーが待望の文庫化!殺伐とする現代とは非なり、明治・大正時代の“事件”は、かくも牧歌的だった…。時効(?)だから笑える。泣ける。嘘のようで本当にあった100年前のニュース137本収録!(「BOOK」データベースより)

 

100年(ぐらい)前の「珍ニュース」を多数収録した本です。私は、「大沢悠里のゆうゆうワイド」のリスナーだったので、本書が発売されるのを心待ちにしていました。まさか、本書が発売されてから3ヶ月後に「ゆうゆうワイド」が終了するとは。「ゆうゆうワイドの放送終了」こそが現代の珍ニュースの筆頭でしょう。非常に残念です。でも、すごく楽しかったです。お疲れ様でした。

 

閑話休題。本書の「まえがき」にもあるように、100年前の日本には、現代以上の「ゆとり」がありました。「そんなことはない。100年前には戦争(日清戦争日露戦争)があって、現代とは比べものにならないほど殺伐としていた時代だったはずだ」という反論もあると思いますが、それはあくまでも「表層上のもの」です。

 

これは何事にも言えることですが、物事の表層を一瞥しただけで、「あらかたを知ったような気になる」のは非常に危険です。「戦争があった時代=殺伐とした時代」という認識はあまりにも短絡的であり、思考放棄的であると言えます。

 

「戦時」というのは、「戦だけをしていた時期」ではありません。戦時の下には、「平時」があります。そして、平時の内部には、「人間のおかしみ」がふんだんに詰まっています。100年前の「人間のおかしみがあふれ出している珍ニュース」に触れることは、そのまま「人間の根底に存在する普遍的なおかしみ」に触れることなのです。

 

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