日常のトピ

たまにどヘタ漫画

『絶望名人カフカの人生論』 カフカ

 

「いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」これは20世紀最大の文豪、カフカの言葉。日記やノート、手紙にはこんな自虐や愚痴が満載。彼のネガティブな、本音の言葉を集めたのがこの本です。悲惨な言葉ばかりですが、思わず笑ってしまったり、逆に勇気付けられたり、なぜか元気をもらえます。誰よりも落ち込み、誰よりも弱音をはいた、巨人カフカの元気がでる名言集。(「BOOK」データベースより)

 

本書は、「絶望名人」のカフカの名言集です。この世のあらゆる事象を「下から目線」で評するカフカの言葉には、得も言われぬ不思議な魅力が宿っています。生半可な絶望を許容しないカフカの「本気の絶望」を是非堪能してみて下さい。

 

「ネガティブな言葉」というものに対して、問答無用で拒否反応を示す人は少なくありません。「そんなものを目にするのも耳にするのも嫌だ」と考えて、その存在自体を「なかったこと」にしてしまう人は多いです。

 

しかしながら、人生というのは、ポジティブな言葉だけで構成されているわけではありません。むしろ、人生の大半は、ネガティブな言葉で構成されていると言えます。そのため、ポジティブな言葉にしか反応しないということは、「人生の一側面にしか反応しない」ということです。

 

人生を存分に味わい尽くすためには、ネガティブな側面にも意識的に目を向ける必要があります。無菌室に閉じこもっているだけでは、「人生の妙味」の存在すら知り得ることができません。「臭い物にフタをする」ということは、「臭い物に触れることによって得られる全てのメリットを放棄する」ということです。

 

「臭いものに触れることによってはじめて得られるもの」というのは少なくありません。世の中の大多数の人が目を向けない臭いものだからこそ、「大いなる価値」が潜んでいるのです。

 

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