日常のトピ

たまにどヘタ漫画

『はたらきたい。』 ほぼ日刊イトイ新聞

 

ほぼ日刊イトイ新聞による「おしつけがましくない就職論」です。「働くこと」に対して様々な角度からスポットライトを当てることで、「新しい働きかた」を探っていきます。巷間に存在する「金太郎飴的な働き論」とは一線を画した内容になっているので、働くことに不安を感じていたり、違和感を覚えていたりする人には最適な本です。

 

就職論というと、「採用面接」を思い浮かべる人は多いと思います。そもそも採用されなければ、雇われて働くことができないので当然です。この「採用面接という難攻不落の砦」を突破することに難儀している人は非常に多いです。「採用面接を突破するためのノウハウ」にがんじがらめになって、心身共に消耗しきっている就活生の姿もよく見かけます。そのような姿を目にすると、老婆心ながら(私は一応20代ですが)、「そんなにボロボロになってまで就活する必要はないと思うよ」と伝えたくなってしまいます。

 

本書の中で最も印象に残ったのは、漫画家のしりあがり寿さんの体験談です。しりあがり寿さんが面接官をやることになった際に、人事部の人に対して、「人を選ぶということがよくわかってないんですけど、どうしたらいいんですか」と聞いたら、「あんまりいろんなことを気にしないで、自分がいっしょに働きたい人を選んで」と言われたそうです。採用面接の本質は、この一言に尽きると思います。

 

ただ、「学生の成績は必ずチェックした」とのことなので、「人的魅力」だけではなく、「学業的魅力」もしっかりと磨いておく必要があります。「合否を分かつプラスアルファ」を蔑ろにしないことが重要です。これは就活に限らず、何事にも言えることですが、正道に目を向けつつ、邪道もしっかりと視野に入れるという「複眼思考」を意識することが大切なのだと思います。

 

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